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●中国市場でも伸び悩み 日本の空がJALの経営破綻で大荒れになっていると思ったら、陸を制する企業も怪しくなってきた。トヨタ自 動車が21日、米国で販売した230万台のリコール実施を発表。赤字脱出を目指す同社の経営に大打撃を与えそうだ。トヨタは昨年、北米市場で177万台を 販売している。それを大きく上回る台数に問題が発生したわけで、自動車メーカー世界一のブランドはグラグラだ。 「トヨタは昨年11月にも、 運転席のフロアマットが外れて引っ掛かり、アクセルペダルが戻らなくなる恐れがあるとして、8車種426万台を自主回収しています。今回のリコールも、踏 み込んだアクセルペダルが元の位置に戻りにくくなるというもの。原因は違いますが、こう立て続けに“制御不能の暴走”をイメージさせる問題が発生するのは 痛い。品質の高さと安全性で売ってきた日本車の信頼が損なわれないか心配です」(業界関係者) 大量リコールのウラには、部品共通化のケチ ケチ作戦がある。トヨタは「乾いた布を絞る」といわれるぐらい徹底したコストダウンをやってきた。複数の車種で同じ部品を使うのも、開発コストを減らして 量産効果が見込めるからだ。半面、ひとつの部品に不具合が見つかれば、何十万~何百万台というクルマがアウトになってしまう。 ライバル メーカーも「品質問題がトヨタを苦しめている」(ボブ・ラッツ米GM副社長)と弱点を見抜いている。それでもトヨタは「限りない原価低減を進める」(豊田 章男社長)と、ケチケチ作戦を黒字回復の切り札にする構え。これからもリスクを抱えた危うい綱渡りが続くことになる。 「トヨタは世界最大の 自動車市場となった中国でも後れを取っています。昨年の販売台数は約70万台で、約75万台の日産に日本車メーカーの首位を奪われました。頼みの高級車レ クサスの販売も3万台がやっとで、10万台のベンツや8万台のBMWに大きく水をあけられている。北米も中国も苦戦となると、11年3月期の黒字化にも赤 信号がともりそうです」(証券アナリスト) JALのように日本を代表する企業も潰れる時代である。この先も赤字が続くようなら、何があっても不思議ではない。 PR |



