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【2026/06/09 16:43 】 |
ロリコン「土曜プレミアム」
「まさかクラウザーさん、地上波の規制に屈してしまったんじゃ......」
「バカ、"ピー"を入れることで映画版をレイプしてるんだ。さすがクラウザーさんだぜ」

劇中に登場するDMC信者たちも、この放送を見たら、そんなナイス解釈をしてくれたような気がする。

1月23日、「土曜プレミアム」(フジテレビ系)枠で放映された、松山ケンイチ主演の映画『デトロイト・メタル・シティ』。オシャレなポップミュージシャ ンを目指して上京した主人公・根岸崇一が、何かの間違いから悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(通称DMC)」のヴォーカリスト、ヨハ ネ・クラウザーII世として君臨することになってしまう、という物語だ。"地上波初登場"という今回の放送、なんとなく見ていたところ、開始早々、吹き出 してしまった。

「パオ~~ッ!」

と、ゾウの雄叫び!?

松雪泰子が演じる、DMCが所属するイン ディーズのレコード会社社長が思い切り「ファ~~ック!」と罵倒する場面に、ゾウの雄叫びがかぶせられていた。同じようなセリフの場面にも、「ワンワ ン!」と、犬が吠える声が......。いわゆる"ピー音"処理だ。原作コミックも映画版も、この手のワードがよく出てくるのだが、地上波で夜9時台ス タートというゴールデン~プライム枠なので、そのままでは放送し辛いに決まっている。事前に「テレビオリジナル版」と銘打たれていたのは、このことだった のか。

その後も、規制音は何度も登場する。

「出た! 1秒間に10回の×××(マシンガン音)発言だ!」

「つけあがりやがって、この××××(パオ~~ン)野郎が!」

「女を豚だの×××(チーン)だのと歌っているクソバンド」

「いきなり『フ××××(ドカーン、爆発音)宮殿』や!」

その処理が、単なる「ピー」の信号音や無音処理ではなく、動物の鳴き声やいろんな効果音に置き換えている遊び(音声処理を"遊び"といっていいかどうか は、とりあえず置いておく)的な表現になっているところが、映画の雰囲気にどことなく合っている気がする。崇一が里帰りした場面での規制音は、「モー」と か牛の鳴き声になっているし。劇中に登場する曲にだって、

「♪つぶせ、つぶせ、つぶせ、××××(カンカンカンカン、ゴング音)つぶせ」

と処理が入る。処理されているのは音声パートだけでなく、立てた中指や、スプレー落書きの文字にきっちりモザイク処理。字幕部分でも、「ドラッグや×××」「フ××キンガム宮殿」と、「×」で伏せ字処理。

とにかく「フ」から始まる4文字言葉が連発され、こんなに規制音が連発された放送は、たぶんない。しかし、このぐらいでないと地上波ではムリだっただろ う。なるべく無粋にならず、楽しめる方向にしてくれたことは、素直に面白かった。しかし、途中まで見ていてちょっと不安が。クライマックスはどうするんだ ろう。というのは、映画のクライマックスは、ブラックメタルの帝王、ジャック・イル・ダークとの「ファック連呼合戦」だ。まさか一番盛り上がる部分が全 部、「ワンワン」とか「パオーン」になってしまうのか。

しかし、ここは普通に曲が流れた。実際には「♪ファッ、ファッ、ファ、ファ、 ファッ! 」「ファファファファファファファッ!!」といった、言葉がそのまま聞こえない程度に。その一方で、曲の合間のファンのセリフには処理が入るた め、「ワンワン」とか「ニャ~」といった間の抜けた鳴き声で、曲がブツ切りになっていたりもしたが。

実際、こういった規制には明確な基 準がなく、基本的には独自の判断というケースが多いらしい。例えばTOKYO MXで古いテレビ作品の再放送などをする際には、冒頭に「作品のオリジナリティーを尊重するため、そのまま放送します。ご了承ください」という但し書きが 表示され、現在では不適切とされる表現でも音声処理せずに流すケースがある。今回はどういう線引きなのかは分からないが、「オーシット!」はオッケーで も、ガールズバンドが「レイプ」というのはダメで、加藤ローサの「歌もサイテー。殺すとか、レイプとか」というセリフは処理せずと、物語の進行において重 要かどうか、内容重視のファジー判断なのか。

それゆえ、あんなに執拗に「ファック」という言葉を処理していたのに、ラストシーンの松雪の絶叫、

「ファックオ~~~フ!」

は、そのまま響きわたった。ここ、「パオ~~~ン!」だったら違う笑いになってしまうところだった。

とにかく、よく地上波ゴールデンで放送してくれました。「規制を逆に利用して、笑いに変えてしまうとは、さすが、クラウザーさん」と、どこかにいる信者が惚れ惚れしていると思います。
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【2010/01/29 18:02 】 | 未選択
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